色をかえる
ガレコレ
トップページ> ガレコレって?>
 
 [メンバーシップ] [最終目標] [ガレコレの意味]
 [極道楽] [守破離] [ボーゲンで、傾斜45度を滑る]
 [色をかえる] [Click & Brick] [田舎からの贈り物] [地域おこし]
 

 

かえる

 

 

 「色をかえる」が、ガレコレのやり方その1です。ガレコレ色に染めるの?と思われそうですが、忍法の教えの一つです。一つのことに執着していては目的を達し得ない。手段をかえて試み、二段三段の構えで目的を達成しろという教えです。

 

 

 この教えの例え話に水がめを盗むという話があります。

 

 ある忍法の先生が数人の弟子を伴って、町に散歩に出かける。とある大きな瀬戸物屋の前まで行くと、先生が門弟に「あの店の中央に飾ってある『大がめ』を盗め。各自試してこい」と命じるのである。

 

 門弟達は、なんとかその大きな水がめを盗もうと努力するが、なにせ白昼、背丈もある水がめで手も足も出ない。とても無理だと先生にいうと、「なんとだらしない。それではわしが盗んでくる」といって出掛けていく。

 

 そして、まもなく先生が、その大がめを背負って帰ってきた。あまりにも先生は堂々と背負ってきたので、驚く前に、どうもおかしいと店へそれとなく確かめにいく。

・・・店では金を払って買っていったという。・・・

 

 門弟達はそんなひどい事はないと先生に詰めると、先生は、「これが忍法にいう色をかえる法である。お前達は、大きなかめ、大きな水がめとそこは執着していて盗めなかった。わしは十個ばかりの袂に入る小さなかめを盗み、それを金にして大きなかめを買ってきた。結局は大きなかめを盗んだことになる・・・」と教えるのである。

 

[鍋田開智先生著 再び守破離より抜粋]

 

 一見不可能なことも、可能にするとでもいいましょうか。学生時代には、ガラナを買ってこいといわれたら、まずコーラーを買って、そのコーラーを売って、・・・と、悪ふざけしたりしたものです。

 

 この言葉を知った当時は、発想の転換という印象が強かったのですが、今は「物事を見通して、すぐに着手し、達するまで続ける」といったところに、本質があるように感じています。

 

色をかえる

gc04.wma

139.8KB

ガレコレ
presented by