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町並みガイド
石塀

 

           路地がおもしろい奈半利の町なみ。                     

          ガイドのお申し込みも大歓迎ですが、

    お一人でガイドマップを片手に町なかを散策するのも楽しいです。

                

       全コースをゆっくりまわっても、徒歩で約2時間。               

        登録有形文化財の住宅で生活をしている人や、

     路地裏で出会った人などに気軽に声をかけてみてください。                         

     マップには載っていない楽しい話が聞けるかもしれません。

                                                  

町並みの特徴

詳しい用語、建物の特徴についてはこちらをご覧下さい。

(解説用語:水切り瓦・土佐漆喰・なまこ壁・石塀・レンガ蔵)

 

登録有形文化財

2009年現在、12ヶ所39件の文化財があります。

 

町歩きマップの番号をクリックすると、説明文に飛びます。

@東山家住宅 [主屋、便所・風呂棟・蔵、石塀]

 

 

主屋は明治37年頃の建築と伝えられ、正面はつし二階建て、格子と戸袋がつき、伝統的な商家の佇まいを見せています。

 

 

敷地内にある便所・風呂棟には昔の鮮やかな藍色のタイルが使われ、敷地の東端に明治期の石塀が約3m残っています。

 

他の石塀部分の基礎は南海地震にも堪え、現在、薬局に改装された蔵同様に切り込み接ぎ(きりこみつぎ)の石積みで造られています。

 

増田屋と共に明治末期の商家としての特徴を残した建物です。

A濱田典弥家住宅 [主屋、かま屋、米預かり場、石塀、土蔵]

 

 

濱田家は昭和9年に新築された主屋と、明治期に造られた蔵がある旧家で、周囲に川原石などを積み上げた石塀を配しています。当時は濱田家当主は町内に400人の小作人を持つ大地主でした。

 

 

山内一豊が野根山を越えて奈半利に入った時、出迎えて道案内をしたのが濱田七郎右衛門であったと「奈半利町史」に記載されています。

 

匠の技を随所に堪能できる住宅です。

B高野山真言宗正覚寺 [本堂、石垣]

 

 

正覚寺は神亀年間に僧行基が開山した寺で、弘法大師が四国修業の際に立ち寄り、人々を加持祈祷で救ったと伝えられています。

昭和5年の建築で、本尊が弘法大師です。

 

境内の南に厚さが1メートル近くもある石垣が築かれ、本堂は屋根の形が方形造りで、正面には向拝がついています。

 

四国33番観音霊場で山内一豊が土佐入国の際、宿所としました。

C竹崎家住宅(高田屋) [主屋、離れ、蔵]

 

 

樟脳(しょうのう:防虫剤、防臭剤、医薬などに使用)業で栄えた名望家の商屋で、明治23年頃の建築と伝えられます。

 

平屋建ての主屋の南に庭があり、北は土間と蔵前をかね、水切り瓦のつく蔵が建っています。

蔵の入口は防犯のため家屋内部にあり、災害に備えて蔵屋根の一部は二重になっています。東側には外から出し入れ可能な旧冷凍庫があり、昔は氷を販売していたので氷小屋と呼ばれていました。

 

現在、蔵はギャラリーとして利用され、竹崎家の調度品や工芸品が展示されています。

D浜田家住宅(増田屋) [主屋、大蔵、蔵]

 

 

寛政7年(1795)創業の奈半利を代表する老舗で、造り酒屋と

質屋を営んでいました。主屋は明治36年の建築です。

 

主屋の土間には見るものを圧倒する立派な梁がかかり、妻面には土佐漆喰に水切り瓦がつき、1階のなまこ壁、2階の窓上も同じように水切り瓦で仕上げられています。

大蔵は酒が醸造されていた頃の面影を残し、隣接する蔵は米や道具などの貯蔵庫として使われていました

E浜田家住宅(増田屋) [店舗、煉瓦蔵]

 

 

増田屋は江戸期の絵地図にものる当時からの豪商で、店舗と煉瓦蔵は明治後期の建築と伝えられています。

 

現在は南店舗と北店舗の間にあった壁を取り除き、呉服商を営んでいます。

 

煉瓦蔵は店舗の背後に建てられ、屋根は寄棟造の桟瓦葺、二階建で、現在、外壁のレンガ積みは鉄帯で補強されています。

内部、入り口横にはケヤキ材を使用した回り階段があります。

今も昔と同様に、赤煉瓦造りの蔵として際立っています。

F齊藤家住宅 [蔵]

 

蔵は昭和23年設立の奈半利町農業協同組合の倉庫として利用されていたもので、建築年代は昭和初期と伝えられています。

 

妻面は腰壁に下見板張りで、土佐漆喰の壁に水切り瓦、明かり取り用の窓に鉄製の扉が付いています。

昔は現在のおよそ2倍の大きさがありました。

G野村家住宅 [東石塀、南石塀、主屋]

 

藩政時代に土佐藩への年貢米を集めた「蔵床」と呼ばれた場所で、大正11年頃の建築です。

 

主屋の妻面は腰壁に下見板張りで、その上の土佐漆喰の壁に三段の水切り瓦がついています。

浜石を詰め込んだ練り積みの石塀が特徴で、入り口内部には曲線を描く石塀があります。

H森家住宅(旧野村茂久馬邸)

                     [主屋、蔵、西石塀、南石塀、東石塀]

 

地元出身で「土佐の交通王」と呼ばれた実業家・野村茂久馬の邸宅で、大正7年頃の建築です。

 

主屋は二階建、入母屋造、浅瓦葺で、和風を基調としながらも道路に面した西面は奈半利でも珍しい下見板張りに「上げ下げ窓」の洋風デザインです。

屋敷は浜石を練り積みした石塀で囲われています。

I藤村製絲株式会社 [西蔵、東蔵、倉庫、石塀]

 

 

大正6年に藤村米太郎が創立し、平成17年まで操業していた製糸会社の工場施設です。

 

西蔵は明治期の酒蔵を移築したもので、土佐漆喰の壁に水切り瓦が六段つき、繭の貯蔵庫として使われていました。

東蔵は昭和初期に建てられた繭蔵で、梁が20mの平屋造りです。

倉庫一階には低温風力乾燥室があり、一、二階ともに繭保管室が並んでいて、小屋組は昭和初期のトラス工法で作られています。

 

石塀も明治後期頃のもので、浜石の半割りと丸石のままの練り塀が、敷地周囲を取り囲み、県下でも他に類のないものです。

 

平成19年に工場、倉庫が「近代化産業遺産」に認定されました。

J西尾家住宅 [主屋、台所、蔵、納屋、レンガ塀、便所]

 

 

主屋は藩政末期の建物と伝えられ、旅籠屋を営んでいました。

 

大正期に上部に桟瓦をのせた背の高いレンガ塀や主屋の二階部分が増築され、中庭を台所(カマヤ)、二階蔵、納屋、便所などがとり囲み、昔の屋敷構えを知ることができます。

 

 

明治7年(1874)2月の佐賀の乱に敗れ、高知で捕らえられた江藤新平が投宿したというエピソードが残っています。 

K大西家住宅(加領郷) [主屋、便所・風呂棟]

 

 

昭和10年頃に建築された網元の家で、当時は船の出入りを見る物見やぐらのような役割をはたしていました。

 

 

地階に倉庫、一階は家族の生活空間、二階に接客用の座敷があり、

網元の家として機能が分化していたと考えられます。

土佐漆喰の外壁に水切り瓦が四段つき、入母屋破風部分には懸魚(げぎょ)、妻壁には丸に大の家紋があります。

 

加領郷:奈半利から東の室戸方面へ車で10分。

    大正・昭和期に鰹遠洋漁業の基地として繁栄した集落です。

多気坂本神社(だけさかもとじんじゃ) [神輿橋]  

 

「延喜式神名帳」に名前のある神社は、土佐の国には21社があり、安芸郡には室津神社、多気神社、坂本神社の3座がありました。このうち2座が合祀されて多気坂本神社になったと伝えられています。

 

祭事は6月15日と10月25日に行なわれ、いまも多くの参拝者が訪れています。

 

旧森林鉄道に架かるアーチ橋

 

法恩寺跨線橋(ほうおんじこせんきょう)は石造りのアーチ橋で、昭和8年頃の建築です。

重要文化財に指定された「旧魚梁瀬森林鉄道施設」の一つで、奈半利川を渡ってきた軌道が奈半利貯木場に入る手前で、丘の上にある寺の参道を横切るために設置されました。

 

巾2.85m、長さ約 9mで急な石段がついています。

 

 

 

那波泊(なはのとまり)の碑

 

奈半利橋の東にある大きな石碑です。

「土佐日記那波の泊」と書かれ、土佐の国司だった紀貫之が京都に帰任の途中、奈半の泊に立ち寄った事を記念して建てられました。

 

また、この碑と並んで、明治維新を前に一命を落とした郷土の志士、能勢達太郎生誕地の記念碑があります。

高札場(こうさつば)

 

奈半利町指定の史跡で、野根山街道の西側の入り口です。

 

江戸時代には板札に、法度(はっと)や掟書(おきてがき)などを書き、藩が住民に情報を知らせる掲示板として使われていました。

 

 

送り番所跡

 

江戸時代の送り番所は村々に置かれた役所のようなもので、飛脚が荷物や書状を送ったり、罪人の護送をする手配などをしていました。

常夜灯

 

昔は奈半利を出立する人を見送り、入ってくる人を出迎えた、奈半利の目印となった石の灯台です。

金刀比羅大権現の碑名があります。

 

 

二重柿

 

昭和37年に高知県天然記念物に指定された柿です

 

「南路誌」にも記載されている柿の珍種で、元は百石部落の大坪伊勢守の墓に生えていた柿の木の子生えを、植えたものと伝えられています。

 

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