2026年3月6日(金)
パトリオットは機能しているのか? #核・戦争 イランからの反撃で、想定外に被害が出ています。アメリカは、ガルフ国家にパトリオットなど迎撃ミサイルの追加供給を約束しましたが、まだ引き渡されていない状態とのこと。果たして、パトリオットの物量だけの問題なのでしょうか?
ドローン対パトリオットを、見直す必要がありました。ウクライナでは、すでにドローン対ドローンになっているようです。
パトリオットは、日本国内でも製造されています。供給の要請は、必然です。後方支援と呼ぶには、かなりきな臭い話です。3月6日、韓国の趙顕外相は国会の外交統一委員会で、米国と在韓米軍パトリオット移転協議が進められていることを明らかにしています。
また、ロシアは、ベネズエラの時と同様、イランにも援軍を出せず、外堀を埋められて、ロシアの孤立化が進んでいると考えられます。トランプ大統領が考えるウクライナ停戦合意の切り札なのでしょう。
ウクライナ侵攻において、ロシア兵の死者数は甚大であり、占領地を指標にするとロシアが優勢のようにみえますが、限界に来ていると考えられます。プーチン大統領も、引くに引けません。そして、悲しいことに前線ではウクライナ人同士の戦闘を強いられているとのことで、何とか逃亡できた人々は行方不明者扱いになっているようです。
中国事情は、さらに複雑です。イランは、中国が主導する巨大経済圏構想『一帯一路』における地政学的・物流上の最重要国の一つです。
ホルムズ海峡封鎖は、実は中国に対して最も悪影響が出ます。トランプ大統領は、なし崩しで、ホルムズ海峡をパナマ運河と同様に統治することも含めて、計算の内なのでしょう。
米中首脳会談で、解決の糸口が提示されれば幸いですが、無言に近いのが逆に怖く、嫌な予感しかしません。中国も大国の威信を傷つけられて、タダで済ませるとは思えません。そして、日米首脳会談で、船舶保険料負担や自衛隊派遣など押し付けられないように。
なお、今回のイラン侵攻で、イデオロギーに加えて宗教戦争の色合いが深まりました。日本人にとっては理解できない範疇ですが、歴史から見て、火に油を注いだとしか思えません。近未来において、収拾がつかない状況になったと感じています。
P.S. ガルフ国家とは
Gulf countries/Gulf States:
サウジアラビア
クウェート
UAE
カタール
バーレーン
オマーン
(+イラク、イラン)
GCC countries [Gulf Cooperation Council] 湾岸協力会議:
サウジアラビア
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