ガレコレ
Garage Collection
 
2025年3月11日(火)
2011.3.11から14年 #◎気象・災害

 犠牲となった人々に、苦しみに直面している人々に、捧げます。



 当時、奈半利町に住み始めて7年間近の時に、『東日本大震災』が起きました。声掛けにより、高知新聞中芸支店に集まり、議論していました。自分は放射線同位体元素で研究実験していた経験があるので、まず、ベクレル単位を説明しました。福島第1原発の規模からして、メルトダウンすれば、日本国は終わるとも告げました。

 そんな中、MBI釜石研究所の面々は全員無事と、3月17日のメールで知りました。出張していた人も、皆無事。人生の中で、間違いなく一番安堵した瞬間でした。



 この地震を自然発生か陰謀かを議論する意味は民衆レベルではもうありませんが、地震が起きれば巨大津波が襲ってくるという警告を、東京電力は地震直前に握り潰しています。科学が殺された瞬間。死なずに済んだ命があります。

 地震・津波に対する意識が、生死を分けました。

 電力の恩恵を受けていますが、原発は日本国には無用です。原発は、アメリカに対する経済的受け皿であり、首輪と鎖です。安全性が担保できないことは、最初から指摘されてきました。負の遺産をどうすることもできずに、進んでいるフリをして14年が経ってしまいました。どんな代償を払っても、廃炉計画を見直すべきです。次の大震災が起きるまでしか、時間は残されていないのです。

 言い方は悪いですが、尊い犠牲を盾にして、強い方針を繰り出す格好の機会を、政治家たちは、なし崩しにしてしまいました。日本国は、折り返し地点でコースを見失い、最悪の間違いの五里霧中にいます。

 今に「原爆を保有しろ」と言われるのが、最悪のシナリオ。古参の政治家たちにとっては願ったり叶ったりでしょうが、そんな話が表に出た時点で、日本国は負けです。アメリカによる核の傘は、日本国民が勝手に信じさせられている妄想であり、最初から荒唐無稽であり、それに気づくべきです。報復核は、アメリカ自国に対する以外は、速やかには実行されないのが現実です。

 防衛力は必須であり、無駄と考えてはいけませんが、青天井ではありません。戦争を回避する為の交渉役の人選・規模・権限・育成を明確にして、日本政府の本気度を示してもらいたいです。



 そして、国民の生活は、日本国によって保障されているのでしょうか? 特に大規模災害に見舞われたときには、自治組織・支援組織が、フェーズに合って的確に動くことが重要です。大災害のたびに思うことですが、復興予算は少なく、その使い道は不透明で、スピードが遅い。支援は、被災者の生涯、ずっと必要かもしれません。

 苦しみを和らげる政治でありたいものです。



P.S. 大災害に対して、「シミュレーション通りにはいかないと思え」と、聞きます。

 瞬時的な行動については、耳にタコができるくらい聞いています。

 避難経路・避難所さえ、確実ではないと言われます。

 シミュレーションには、時間のパラメータが、明らかに欠如しています。避難に掛かる時間、3日間の食料と水は、必ず言われます。朝・昼・夜、時間帯、季節、年度、避難期間、人が我慢できる期間。時間は複雑です。
 
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by Network Communication Note