2023年8月18日(金)
[選挙]情報公開(公職選挙法第235条第2項) #政治・経済 ようやく、今回の奈半利町議会選挙に一区切りがつけられます。
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(虚偽事項の公表罪)
第二百三十五条
2 当選を得させない目的をもつて公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者に関し虚偽の事項を公にし、又は事実をゆがめて公にした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。
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明確に公職選挙法違反であるのに、何処にも記録が残らないのを危惧して、安芸警察署に通報して、後日、情報公開を求めたものです。
本日8月18日、安芸警察署から情報公開の書類を頂きました。情報公開できる段階になったらご連絡頂ける手筈でしたが連絡貰えず、議長逮捕の件もあり見守るしかなく、随分と時間が掛かりました。
5月1日に奈半利町選挙管理委員会に正式に申出ましたが、話にならず、同日に安芸警察署に岩瀬が通報した件です。なお、通報内容は、議長逮捕の件とは無関係で、「岩瀬がチクった」と噂を立てる輩もおりますが、そんな事実はありませんので、悪しからず。
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3月15日
立候補予定者説明会に岩瀬が出席。この時点で、岩瀬も『立候補予定者』となりました。
4月6日
他の立候補予定者から晩に電話を頂き、「岩瀬が立候補しないとの噂がある」と聞いて、21分間詳細を尋ねました。只事では無いと、即、主な支持者に電話連絡して、翌日から支持者にご説明に伺いました。
「火消しが遅い」と、支持者1名が離脱されました。総崩れの可能性もあっただけに、この程度で済んで幸いと考えていました。
しかし、選挙運動期間前には、支持者の票の半数は崩れたと把握していました。何人もの方々が、わざわざ岩瀬の自宅を訪ねられて、経緯や家族の票分けを告げに来られるのですから、本当に義理堅いものです。
4月23日
奈半利町議会選挙日。即日開票、83票で落選。
5月1日
奈半利町選挙管理委員会に、正式に相談。
安芸警察署に通報。
5月8日
『相談受理簿』の決裁日。
5月15日頃以降
情報公開できるようになったら、安芸警察署警務課から連絡頂ける予定でしたが、連絡は無く、議長逮捕の件もあり、身動きが取れなくなりました。
7月25日
選挙日から3ヶ月経過して繰り上げ当選の可能性が無くなり、こちらから動いても良かろうと、安芸警察署警務課に電話して、情報公開できるか確認。折り返しの電話で、翌日、請求書を安芸警察署に提出することになりました。
7月26日
『保有個人情報開示請求書』を安芸警察署に提出。
8月7日
処分決定年月日。
安芸警察署警務課から電話あり。担当者が不在の為、処理が遅れるとのこと。後日また連絡頂くことに。
8月14日
『保有個人情報部分開示決定通知書』の発行日。
安芸警察署警務課から電話あり。受け渡し日時を決定。
8月18日13時
『保有個人情報部分開示決定通知書』『別紙 個人情報の一部を開示しない理由(取扱者の印影、受理者)』『相談受理簿』『現金領収書(20円)』を頂きました。
同日、奈半利町選挙管理委員会に、上記の相談受理簿等のコピーを提出。次回の選挙の際には、このような票に直結する噂は選挙違反であると明確に説明することを要求しました。
【相談受理簿】抜粋
[相談申出内容]
(件名)
奈半利町議会議員選挙において風評被害に遭った
(内容)
本相談は、相談者が当署に架電し、「奈半利町議会議員選挙における公職選挙法違反容疑について聞きたいことがある」旨申し立てたことから本職が受理したものである。
相談者は、
◯私は今回の奈半利町議会議員選挙に出馬していたが、4月6日以前に「岩瀬は今回の選挙に出馬しない」というあらぬ噂を立てられた
◯噂を立てた候補の目星はついているが、私の口からは言いたくない
◯ある喫茶店でそのような噂が流れたことも分かっているが、喫茶店の名前も言いたくない
◯今回の行為は公職選挙法第235条第2項に当たるのではないか
◯警察の方で捜査して、このような噂が流れたことを事実認定して欲しい
旨申し立てた。
[措置]
(措置日)
令和05年05月01日
(詳細)
相談者からの聴取内容からは本相談は噂の域を出ず、具体的な情報に乏しかったため、相談者に対し、
◯警察が捜査を開始するには具体的な情報に乏しいこと
◯今回の相談内容を記録化しておき、今後の捜査の参考にすること
等を教示したところ、
◯今回の件を事件化することが困難であることは分かっています
◯相談内容を記録化していただければ構いません
旨申し立て、断電した。
『あらぬ噂の流布』は決して許される行為ではありませんが、奈半利町から逮捕者を出すことは望んでいません。捜査が及べばすぐに明らかになるはずですが、選挙の匿名性を尊重して、立候補者である岩瀬が知り得た情報は公開できません。岩瀬の胸の内に留めておきます。
今回の奈半利町議会議員選挙で、当選するように努力してきました。最終的には、5票差で繰り上げ当選できず、落選が確定しました。
次回も立候補予定者になれるように努力していきますが、若手や女性の参政も望んでいます。今後、地ならしが何処までできるか分かりませんが、若手や女性が出馬できる選挙環境が、今の奈半利町には大切です。
今回の選挙を通じて知り得たことを整理して、伝えていきます。奈半利町の選挙では何でもありというのが当たり前になっており、候補者自身の質も問われます。
P.S. 議員になると、今まで続けてきた慈善活動や寄付金(花火も)を問題視されて、やたらと足を引っ張られると耳にしました。
年賀状や冠婚葬祭が問題になることはよく知られているところですが、奈半利町独特の風習や慣習がどの程度までなら許されるのかは、明確にされていません。
役場が勉強会を開催して、議員・役場職員・町民に対して、『指針』を話し合う必要があります。