2016年11月24日(木)
政治家の言葉の揚げ足を取る #政治・経済 発言の言い回しに、ん?と顔をしかめることは多々ある。学生時代の夏合宿に、主将が「わざわざ来られたY先輩」と紹介して、副将がアタフタしていたことを思い出す。「わざわざ」に、来なくてもいいのに来てというニュアンスを感じたのだろう。
萩生田光一官房副長官が例えた「田舎のプロレス」も良くない。田舎やプロレスを馬鹿にしている人なんだと考えてしまう。
例えに、人名、地名、職種を入れると、得てして良くない。高知県選出の国会議員が不適初発言が相次ぐ中、尾崎正直高知県知事は大丈夫であろうと考えていたが、先日、北川村の国道493号線の危険個所が170ヶ所余りある深刻なことを例えて、『ロシアンルーレット』と表現したことには、ああこの人もかと愕然とした。この発言では、観光客を呼べず北川村のためにならず、ロシアンルーレットの実体を知らず例えられたロシア人は腹に一物を持つであろう。
安直に例えたり、お調子者の発言は、いとも簡単に揚げ足を取られることになる。政治家には、言葉で表現するスペシャリストあってほしい。