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2016年9月29日(木)
福井照衆院議員、衆院TPP特別委員会理事辞任 #政治・経済

 どうしてあんな不用意な発言をしてしまうのだろうか?悲しいかな、高知県民性である。尾崎知事とは面識はないが、彼ならこんなことは言わない。

 福井照氏の勉強会に何度か参加させて頂いたことがある。当時、ドラゴンバレーという会が、高知県内のIT企業が集まって日銀主導で立ち上がっており、その一環として、社長の代役として色々参加させてもらっていた中の1つである。たしか、てるてる会と呼んでいたと思うが、今、インターネット検索しても、当人のHP内を検索しても出てこない。

 思い出話になるが、この人、本当に工学部上がりなの?と思うくらい、政治家の顔立ち、振る舞いであった。周囲を固める人たちはS社のN氏をはじめ理系の人が多く、本人からも理系の匂いがするのだが、自分とは同じ部類ではないと感じたものだ。

 今回の発言は、自分をへりくだってヨイショしたに過ぎないと思う。自分は小さいが西川先生の大志のためにとか、強い意志があることと強い自民党を結び付けて、口に出てしまったのだろう。まあ、そんな気持ちお構いなく、言葉の違和感をマスコミが見逃すはずがない。

 以前、パーティーに参加したとき、自分にとっては気になる発言、行動を目の前にしたが、高知では構わないのだろう。おそらく、側近の誰も指摘する人がいないのだろう。

 話は逸れるが、キリンビールのキャッチコピーで、高知では有名な「たっすいがは、いかん!」は、ネガティブキャンペーンの代表格である。長年、そして今も使われているのだが、県外出身者の自分からしてみれば、異常である。短期間であれば面白いで済むが、方言的にも感情的にも、高知県だけでしか通用しない。キリンビールも、これを超えるキャッチコピーが見つからなくて、内心困っているのでは。

 失礼を承知でコメントするならば、 福井照氏はTPPに関して得意分野ではなく、そもそも興味が薄いと判断している。それが証拠に、彼のHPを[TPP]で簡易検索しても見つからず、プロフィールに「平成28年 4月 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 理事 」とあるだけである。高知県民のTPPに対する要望は、彼の心には届いていない。

 強行採決に、政治家としての力の美学を感じている輩達であるならば、政治家個人で済まず、自民党は今度こそ国民から総スカンを食らうことになるはず。でも、受け皿がない。


P.S. 『強行採決』という言葉は、政治集団のトップが使うことはあっても、政治家個人が軽々しく口にするものではない。虎の威を借りる狐にも見えて、恥ずかしい。強行採決に至る場合も、「政治に停滞は許されない、苦渋の決断」と言って、一歩も二歩も引いた姿勢を示さないと大混乱を引き起こすものである。

P.S.1-2 まあ、強行採決できるだけの数を与党に与えてしまった国民も愚かなのだが。公明党がもっとしっかり手綱を引き締めていれば、訳が分からない自称アベノミクスを放置せずに済むのだが、無理な注文というものか。


P.S.2 自分たちの世代は、『少数意見の尊重』を教え込まれてきた。理想と現実は、これ程までに平行線かという思いが再沸する。


P.S.3 国会は戦の場であることは認める。しかし、勝ち負けに溺れていては、所詮三流軍師である。世論という風を起こすことが、真の政治家であると、常々思っている。最近、小池百合子氏は凄いなあと感心している。
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%ef%bd%94%ef%bd%90%ef%bd%90%e3%80%8c%e5%bc%b7%e8%a1%8c%e6%8e%a1%e6%b1%ba%e3%80%8d%e7%99%ba%e8%a8%80%e3%81%ae%e8%87%aa%e6%b0%91%e8%ad%b0%e5%93%a1%e3%80%81%e7%89%b9%e5%88%a5%e5%a7%94%e7%90%86%e4%ba%8b%e8%be%9e%e4%bb%bb%e3%81%b8/ar-BBwM96l?ocid=spartandhp
 
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