2016年7月28日(木)
奈半利町の降水量 #◎気象・災害 建設会社の新入社員研修のときに、ダム現場においてコンクリート打設計画を任されたことがあった。作業工程だけでなく、ちゃんとお天道様のデータも考慮して作成したものである。退社直前になって耳に入ってきたが、3年の打設計画がそのまま実行されたと聞き、少しは会社の役に立っていたんだなあと、気が楽になったものだ。
そこで学んだことは、何をやるにしても、気象データは重要で、信頼性の高いデータを使いたいとのこと。
奈半利町の降水量を、隣接している田野町の降水量と同等と見なして話を進める。降水量は、気象庁のデータ1981年~2010年の日平均を利用した。
これに近い降水量のデータは、コーラル号の運行シミュレーションにも使ったことがある。
降水量は、年間1870.8mm、日平均5.1mmである。夏に多く、冬に少ない。
詳細にみると、5月下旬、7月下旬、8月下旬が、比較的降水量が少ない。夏のイベントを打つに、適している期間と考えられる。ガレコレでも、気象条件を考慮して、7月下旬にイベントを何回か開催してきたが、海辺の自然学校が運営されてからは、自由が利かず、奈半利町に遠慮して行っていない。まあ、ある意味営業妨害である。例年および今年も、8月下旬~9月上旬を中心に、海の活動を予定している。
降水量における問題は、2010年までの過去のデータが参考になるのかということである。最近の気象は、依然と全く異なっていると肌で感じている。近年の気象データを分析する必要がある。
P.S. 料金については、完全に営業妨害である。
ガレコレでは、最初から現在まで、小人大人関わらず、1人3千円としてきている。
一時、高知県庁の元気応援団のS氏のアドバイスにより、5千円に引き上げたが、予約が皆無になり、逆に県庁経由のお客に対して半額にならないかと値切られ馬鹿らしくなり、3千円に戻すことにした。
3千円に戻してからは、海辺の自然学校が開設される前まで、年間(実質3ヶ月)200人、60万円を維持してきた。かなりハードであるが、夏季の収入はこれで十分であった。
さて、海辺の自然学校は、最初だけだからと言われていたが、未だに格安の値段で運営を続けている。当然、利益など出るはずもないレベルである。自分で言うのも可笑しな話であるが、悪化良貨を駆逐するである。
おかげで、30万円を維持するのが精一杯だったのだが、昨年までのここ3年は、そこそこ予約が付いていたにもかかわらず、気象と奈半利川の泥水の影響もあり、10万円にさえ届いていない状況が続いている。
昨年5月に台地に引っ越したためもあり、昨年と今年のシュノーケリングは、細々と運営している。泳ぐ場所も、奈半利では行わず、羽根岬など透明度の高いところを選択している。
とは言いながらも、海辺の自然学校とは共存共栄でいきたいと考えている。今年も、修学旅行のイベントの時に協力した。その際の不手際や以前のお見合いパーティーの件、そして今回のちびっこトライアスロンの件で、見限るしかないと判断して、協力する気になれない。8月には午後に入ってほしいと言われているが、人手のいるイベント以外は、援農を主軸に自分の仕事を優先する。
P.S.2 奈半利川が一夏90日間以上泥水を放出したことが、未だに響いている。環境や生物に対して、強度(インパクト)と期間(ピリオド)をどう考えるかが重要である。発電の都合だけで、電源開発は機能していると、12年間暮らしてみて実感した。
過去に高知新聞で『紅い川』として取り上げられた奈半利川。未だに、何ら変わっておらず、むしろ悪化している。一時、知人を巻き込んで闘争する段取りをしていたが、地元の自称見識者の方々に梯子を外されてしまい、不発に終わり、今に至っている。
集中豪雨と山津波で、平鍋ダムで天頂越流した際にも、電源開発は北川村住民を上手く丸め込んだ。ダムの専門家達の前で、同じ言葉が言えたら、言ってみてほしい。
P.S.3 十年一昔と言うが、透明度の高かったあの頃が懐かしい。馴染のお客さんには、今のふるさと海岸で泳いでもらうには忍び難い。
P.S.4 以前は、海岸のゴミ拾いやコンクリート部分をブラッシングしていたが、金銭的に時間の余裕が無いので行っていない。クラゲの駆除も、イベント前に行うくらいで、日常的には行っていない。悲しいもんである。
P.S.5 高知県では、人手を構えるときに、待機賃金を構えるという概念が微塵もない。ちゃんとやっている会社も知っているけどね。これでは安定収入は見込めず、最低賃金693円も怪しいとくれば、若い人は都会に出ていくしかわな。
P.S.5-2 平成28年度地域別最低賃金額改定の目安は、高知県はDランクなので+21円。野菜、豚肉、米、果物、いっぱい頂いているので暮らせているけど、物価の上昇(1.2倍~2倍)に賃金が見合って上昇してなさすぎ。アベノミクスは、ウワベノミでクズと文句も言いたくなる
P.S.6 ガレコレやって12年となるが、いい加減な人とは組まないことを覚えた。職人気質の人でないと、害を被るばかりで、つまらない。それでも、組まざろう得ないときがしばしばあり、仕方が無く動くが、やはりいけない。
こう言うと、気高く気取ってと言われるだろうが、経験を糧にしている者達からすれば、当たり前のことである。