ガレコレ
Garage Collection
 
2016年4月20日(水)
熊本大地震 #◎気象・災害

 先日、宮崎県の友人と電話で話しました。彼の息子は、在学中は、まさにあの潰れたアパートにいたそうで、亡くなった大学生とは面識があるとのことでした。他人事ではありますが、ゾッと背筋が凍る思いがしました。

 彼も自分も、20年以上昔のことですが、学生時代は静岡なので、耐震工事や避難訓練など、東海地震と背中合わせで過ごしたものでした。しかし、今思うと、あの時に大地震が起きていたら、命が無かったでしょう。

 自然災害が起きるたびに、人間の思い上がりを戒めているような気がします。人は、まさか自分がとの思いがあります。自分は、高校時代に、庄川@富山県の増水で、電車の鉄橋が流れましたが、たった5分の差で、事故に巻き込まれずに済みました。その崩れた鉄橋の風景を思い出して教訓としてきましたが、最近の災害があまりにも鮮烈で、昔の風景がぼやけてしまっています。

 現在、高知県の片田舎に住んでいますが、いつ津波に飲み込まれるかもしれない道路や、いつ山崩れが起きるかもしれない道路を毎日走っています。安全は、一番後回しにされてきたと気づかされます。助かるには、運次第と言わざろう得ません。

 熊本大地震のニュースでは、揺れ止まない地震、大規模な土砂崩れ、届かない物資、車中泊などが、連日報道されています。後手後手な感じが伝わってきます。指示待ちが目立ちます。定石が打たれていません。

 災害が一旦起きたからには、各自の職種、能力、経験を活かさなければいけないと実感します。避難されている方々には、疲労が蓄積されておられるでしょうが、自らの力を信じて、活路を見出されることを祈っております。
 
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