2015年7月28日(火)
[557] 突き四方投げ #■合気道岩瀬、新徳/19:00~20:30
久しぶりに、ゼロレンジの話が出たので、接近戦の四方投げと巴投げを紹介した。これらは、なかなか真似できないでしょう。
【突き流し】
・突きに対して、相同じ手刀が下から蒲鉾の軌跡で向かい、相手の肘付近に被せるように触れ、そのあとに相手の腕の下にくっ付く。
・相手の肘の二の腕側の腱に働きかける。
・手刀のベクトルは、相手の後方にあり、相手が浮く。
×手刀で引っかけてはいけない。
△相手の肩を攻めると表現されることがあるが、肩が効果の終着点ではない。
・相手が前に動く感じに成ったら、手刀を反して相手の腕に被せ、そのあとに相手の腕の下に入る。
×単調に、手刀を相手の腕の下で斬るように流しても、効果は得られない。
【突き四方投げ】
・仕手を突きで行うが、相手が短刀を突いてきたと想定して行う。
・突き流しに、相反する手刀が加わり、相手の腕を挟む感じになる。
・流してかわした突きを、自分の制御下で、Uターンで自分に再び攻撃させ、これをかわし、相手の裏を取る。
×Uターンさせるだけでは、短刀の場合、腹が切れる。
・この動きを修得できていないならば、呼吸投げにしたほうが良い。
・相手の脇が閉じるように攻めてから転体する。
・転体しながら、相手の肘が畳まれていく。
×はじめから相手の肘が畳まれていると、転体できない。
×どの技でも、相手の肘を畳みっぱなしで進めるのは、関節技または力技である。