ガレコレ
Garage Collection
 
2014年8月10日(日)
台風11号を振り返って #◎気象・災害

・台風12号はドーナツ型の雨雲で、台風11号は集中型の雨雲で、性質は異なるものの、豪雨をもたらした。

・台風11号、12号ともに、足の遅い台風であった。太平洋高気圧の動向をもっと考慮しなければいけない。

・気象庁の雨雲の予測は、2時間後の予測もできていない。雨雲が北に移動すると喜んでいたが、結局は最後まで雨雲が居座った。予報を見るたびに、雨雲の位置が悪くなっていく。地震予知と同じで、予報システムに、重大な欠陥があることは間違いない。

・奈半利川が、野友において、氾濫危険水位3.80mを大幅に超えて、4.52mまで上昇した。北川村乙中川原地区は、田畑や道路の一部には浸水があったが、家屋への浸水は免れたようだ。雨脚が弱まっているときに、水防団待機水位1.90m未満になるように調整しているのが問題の1つなのだろう。洪水が起きていれば、人災と呼べる。

・1時間に50mmの雨が8時間続くことも、想定の範囲にしておかなければいけない。

・大潮であったが、明け方の満潮時、高潮がどの程度影響があったのか、調査する必要がある。

・吹き返しの威力の方が凄く、ガレコレと同建物のスレート屋根、トタン屋根の一部が壊れた。飛んできたものは、軽トラや玄関に当たったが、被害はポリタンク5つだけで済んだ。軽トラのガラス割れなかったのが、奇跡である。近所の瓦屋根の一部も壊れていた。いずれも、東側がやられている。

・玄関周りにおいて、単管パイプとコンパネで作ったアングルは、全く壊れなかった。直前に補強できて良かった。

・海辺の自然学校は、こちらから見ている限り、被害は無いようである。

・鶏小屋は、ラティスで組んでいるが、すべて破壊された。ラティスは弱い。作成し直しである。踏ん切りがついて、丁度良かった。

・雨風が強いときは、外での作業を極力避ける必要がある。

・明け方、停電が長時間続いた。懐中電灯は、手元に置いておかなければ意味が無い。

・停電には困ったが、ガスと水道が使えたのは助かった。オール電化も考えもんだ。北川村乙中川原地区では、停電が正午になっても回復していなかった。

・ガレコレのテレビ電波状況は元々悪いのだが、ワンセグでNHKが受信できないのは痛い。民放では役に立たなかった。各局のデータ放送も今一。

・結局、情報収集には、スマホでインターネットすることが一番役立った。

・高知県は、地震対策だ、津波対策だと騒いでいるが、身近な台風対策において、避難場所すら確保できていない。洪水対策は特にお粗末で、旧態という感が否めない。

・奈半利町の避難場所だが、逆に災害に巻き込まれる可能性が高く、妥当でないと考えられる。津波避難タワーは、あれはあれで良しとして、避難場所がどれだけ安全かつ快適であるかが重要であると実感した。
 
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