2014年6月14日(土)
僕だけがいない街 #本・音楽・映像 『マンガ大賞2014』2位の作品である。何故、1位のものを購入しなかったかというと、作者の三部けい[さんべ]さんは、JoJoで有名な荒木飛呂彦さんのアシスタントだった人で、荒木飛呂彦さんが本の帯で薦めていたからだ。
時間移動もので、大したことないかなと思って購入した。出だしはつまらない。最新刊は4巻で、2巻辺りからどんどん面白くなってくる。時間移動の能力を『再上映[リバイバル]』と呼んでいるのも、『スタンド』よろしく、いかにも荒木飛呂彦さんのアシスタントである。犯人も、映画のセブンのように、すれ違った何気ない登場人物、ここではお巡りさんではないようであり、興味が削がれることは免れている。
至るところに、伏線が張られている。能力があるのは、悟だけでなく、母にもあるようだ。ということは、未だ語られないが、犯人にも能力があるとみていいだろう。
たしかに、SF作品なのだが、何に怯えて、何を貫き通していたか、子供の頃を思い出させてくれる。今後の展開が楽しみである。