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2021年9月7日(火)
ワクチンでは集団免疫は困難 #医療
https://www.asahi.com/articles/ASP9663CZP96ULBJ00G.html
「ワクチンでは集団免疫は困難」分科会認めた デルタ株で狂った試算
朝日新聞デジタル
 
2021年9月6日
 
20時00分

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin.html
第7回新型コロナウイルス感染症対策分科会
令和3年9月3日
第7回資料(PDF/6.46MB)
ワクチン接種が進む中で日常生活はどのように変わり得るのか(PDF/2.25MB)

 いよいよ本音がこぼれたという感じです。

 「ワクチンが切り札」「集団免疫」というのは、あながち嘘ではありません。しかし、変異が速いと予想されていましたし、デルタ株が出現した今、オリジナル株に対するワクチンでは、時代錯誤のようなものです。「ワクチンはデルタ株にも効果があり、全員に接種を勧める」などと今さら軽々しく言える人は、希代の詐欺師か、よく理解せずにしゃべらされている阿呆です。

 ワクチンは、中和抗体があってなんぼです。デルタ株に対して、中和抗体が期待できないまでに下がっています。ワクチン接種者は、自己的盾により重篤化防止にはなりますが、社会的盾というよりも媒体者として社会にウイルスを拡散してしまいます。自分は、集団免疫は、初めから無理だと見通していました。おそらく、先生方も分かっておられたでしょうが、口には出せなかったことでしょう。



 ワクチン至上主義が、全世界を支配しています。これは、各国の政治家リーダーの不用意な発言によるところが大きいと考えます。科学的にものごとを伝えることができないのならば、エビデンスという言葉を派手に振り回さずに、専門家に委ねる必要がありました。また、専門家も、政治家に忖度せず、正確に分かり易く説明する必要がありました。

 そもそも、ワクチンは、新型コロナウイルスの拡散を足止めする遅延策にすぎません。最初から、政治家の発言には、ボタンの掛け違いがありました。菅政権になって、一層酷い方向に舵を切っています。山の頂上をコツコツ登れば良いのではなく、大海原に浮かぶ移動する島で、刻々と変化しています。方向転換こそ、必要です。自民党政権では、不可能と考えます。



 変異は、デルタ株に留まりません。このままでは、新型コロナウイルス、およびそのワクチンを正しく認識してこなかったしっぺ返しを受けるに違いありません。エイズ患者には嫌な響きになって恐縮ですが、変異性で言えば新型コロナウイルスもエイズウイルス(HIV)も同じで、感染力の面ではエイズより性質が悪く、ただの風邪ですと言う先生方には認識を改めてもらわなければなりません。

 そもそも、変異は何処で起きているのでしょうか? 空間を漂う間に分解こそすれ変異するとは考えにくく、感染した人体の中で変異しているのでしょう。感染症状が激変する場合、体内で変異株が発生している可能性があります。激変の原因を特定しておかないといけません。また、中途半端な抗体カクテルの投与は、抗体抵抗性の変異株の発生を助長させる危険性があります。良かれと思ったことが、とんでもないモンスターを育てていることだってあるのです。



 嫌な疑問があります。アメリカと中国のやり取りを追っていると、どちらもこの新型コロナウイルスに関して研究していたと考えられることです。mRNAの基礎研究に力を注いでいたからだけでなく、事前に新型コロナウイルスそのものを研究していたからこそ、オリジナル株に対しては早急にワクチンが作成できたのではないでしょうか? mRNAに関して、塩基を数個変えれば変異株に対応できると豪語していた割りに、ベータ株やデルタ株に対するワクチン開発が進んでいませんよね? つまり、マッチポンプだったとしたら、とんでもないことです。まあ、これに関しては、永遠に灰色のままでしょう。
 
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